タイルで あなたに しあわせを

タイルは【あなたの どんな問題を 解決できるのか】をテーマに

ECサイトにおける【タイルの雄】業界をリードする経営者に直接インタビューさせて頂きました。

【事業は顧客から創造される】P.F.ドラッカー

自分のお客様が未だに見えないコーゾーです。

ブログに一息ついておりました(汗・・

前回告知させて頂きました当社の新しい取り組みであるECサイトにおける新事業について
nakamuratile.hatenablog.com

現在、業界のトップランナーである経営者の方々に、直接お会いして学ばせて頂く機会を頂きました。

少しでもECサイトでのタイル販売の現状について知っていただく機会になればと思いましたのでアウトプットさせてください。

今回お話を聞かせて頂きましたのはこの2社

グーグルでタイルと検索すれば必ず1位
アウトレット通販サイト【タイルライフ】
タイルライフ株式会社 代表取締役 坪田様

アウトレットタイル専門通販サイト【タイルライフ】

モザイクタイルの街で独創的なタイルを創作している会社
タイル通販サイト【タイルパーク】
TNコーポレーション 代表取締役 林様
https://tile-park.com/

沢山の学びを頂いた中で、私の心に響いたキーワードが3つありましたのでご紹介させて頂きます。

タイルライフ 坪田社長インタビュー編

心に刺さったキーワード 3つ

①【サラリーマン時代の仕事が自分のやるべき内容ではなくなったと感じた】
脱サラしたきっかけを聞いてご返答でした。
自分もサラリーマンなので、この意見に強く共感してしまいました。
少し説明をさせていただくと坪田社長は、この事業を始められる前は【世界の建材 ABC商会】のトップセールスマンとして活躍されており、関西の大型プロジェクトに数々の商品をスペックインされ続けておられました。
当社の社員研修にも講師として檀上していただくなど、その活躍は関西一円に響き渡っておりましたが、大型プロジェクト案件の減少、市場規模の縮小の影響を受け営業活動の場が狭まりを感じ、次は仕組みでモノを売る活動へと考えをシフトし現在のタイルライフでの構想へと繋がったと伺いました。

②【ネットの社会もリアルと同じか、それ以上に泥臭いことを丁寧にやる必要がある】
14年程前の創業当時のおはなしで、当時はネットからメールアドレスを2万件ぐらい集めてコツコツと営業メールを送るなどの活動から始められたとのこと。
どれだけ素晴らしい仕組みや商品があっても、世の中に認知されるまではリアルな社会の営業活動よりも時間と労力がかかるということ。
『自分でカタログ持って営業に行けないからなぁ』と笑っておられました。

③【グーグルのアルゴリズムは神の宣告】
このお話が一番印象深かったのですが、創業されて15年になられますが2年前にグーグルの【タイル】キーワード検索が突如圏外になり売上に大きく響いたとお伺いしました。
SEOの対策などを見直しましたがすぐには戻らず原因は不明だったとのこと。
グーグルアルゴリズムの変化によるものだと考えられますが、今後はまとめ記事的なモノから、より特化した内容のモノが検索順位を押し上げてくるのではという推測を教えて頂きました。
ECビジネスによる検索順位の優位性を考えるとゾッとする内容でした。

最後に
【工事業者にとって施工写真は財産です】というコトバを頂きました。
これは現在坪田社長が展開する第二の打ち手であり本命事業の【HouseNote】へと繋がってきます。
HouseNote(ハウスノート) - 住まいのソーシャルネットワーク

「モッタイナイをビジネスに!」をコンセプトに、全国の建材メーカーの余剰在庫となった新品タイル(アウトレットタイル)をネット販売する業界初のECサイトとして2006年にスタートされ次なる展開へと突き進むタイルライフさんに今後も注目していきます。

続きましてモザイクタイル生産量日本一
焼き物の街 岐阜県多治見市笠原地区にある

TNコーポレーション 林会長インタビュー編

心に刺さったキーワード 3つ

①【自分たちが創った商品を自分達で売る覚悟を決めた】
一見すると当たり前に聞こえるかもしれませんが少し説明させてください。
TNコーポレーションさんに限らず多治見市などには産地メーカーと呼ばれるタイル製造工場がたくさんあります。
そういった産地メーカーさんはタイルを製造することを主体とし、顧客は主にタイルメーカーとなります。
所謂OEMの商品を製造販売することで製造に特化することが出来ますが、商品の販売はメーカーへ依存することになります。
ここでは詳しくは申し上げられませんが会社の変遷をお聞かせいただき、現在の道を選ばれ決断されたときの心象は経営者として相当の覚悟だったと感じました。
我々も場所は違えど下請けという立場での仕事を主戦場としております。
この決断の重要性は重く感じました。

②【サンプルを出した分しか売れない】
TNさんでは月700件程度のサンプル出荷依頼があるそうです。
サンプルの作成、管理、対応を専任者1名で対応されておられますが、これは私が予想していたよりも相当大変な労力だという事実。
私が抱いていたECサイトビジネスの幻想と、現在そこを主戦場として戦ったおられるリアルへの乖離は大変良い学びとなりました。

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整理整頓されたサンプルたち

③【今やっている商売はおもしろい!!】
儲かりはしませんが(笑 と謙遜されておられましたが、この会社の素晴らしさは、この言葉に集約されているなと感じました。
自分達が創っている商品や商売に自信と誇りが無いと言えないコトバですよね!
面談させて頂いた後、工場も見学させて頂き従業員さんの働いている姿も拝見出来、改めて納得しました。

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5Sが徹底された綺麗な工場でした。

まとめ

今回はECサイトにおける【タイルの雄】 業界をリードする経営者に直接インタビューさせて頂きました。

たくさんの学びを頂きましたが
ECサイトは手段であって目的ではない】
という基本的なことを改めて認識することが出来ました。

【事業は顧客から創造される】

自分達のお客様が【誰】なのかをトコトン突き詰めていった先にこれから進む道があるのだと思います。

私たちの事業もまたタイルが不可欠になるような世界を創る一貫になるよう努力してまいります。

最後に

改めて感じたことですが、このご時世であっても成長を続けている会社の経営者の方々は【笑顔が素敵だな】と。

タイルライフ株式会社 代表取締役 坪田様
TNコーポレーション 代表取締役 林様

大変貴重なお時間を頂き感謝の言葉もございません。

このご厚意に報いるため、今後の事業に転化し発展させてまいりますので、今後ともご指導の程よろしくお願いいたします。